今日はこれを読みました。

小冊子と呼べるくらい完結にまとめられているにもかかわらず、非常に内容の濃い一冊でした。
さすが秀でた人間の思考法というのは違うものだなぁとつくづく感じました。




本書は、勿論これ自体で英語が話せるようになるものではありません。

著者である、グーグル本社の副社長である村上氏の英語に対する思考法と申しますか、学習するに当たっての考え方とか捉え方について書かれたものと言えるでしょう。

それについて本書から言葉を一部借りるなら、“英語はツール”であって、必要なのは“語学”ではなく“語力”なのだということです。

つまり、あるネット教材の著者も同じことを言っていました、例えば自転車に乗れるようになるために必要なのは、自転車の構造を理解するための物理学や運動力学を学習することじゃなく、実際の乗り方と身体に覚えさせることなんだということです。

その乗り方の方法について書かれてます。
なので、中には実際に身体で覚えるために役立つ参考書とかネットのサイトなんかも紹介されています。

例えば小説を何冊読みましょうとか、全然まるっきしの人なら中学の教科書がいいとかいった感じです。それからニューズウィーク<NEWSWEEKとかもありましたね。(<>内は日本版ですが)

僕の率直な感想は、本そのものはとても論理的に組み立てられていて、さすが京大で工学士を取得された方だけあって、なるほど組み立て方が上手だな〜と感心させられたことです。

ただ、経緯を読むと共感できる部分もあるのですが、村上さんが英語を話せるようになったのは必ずしも優秀だからではないのです。
英語に本格的に取っ組んだのも30歳を過ぎてからなら、それなりのレベルに達するまでも何年かかかったといいますから。海外旅行も・・・あ、やめときましょう。

あとは本書にまかせることにしましょう。

しかし、それにしてもすごいですねぇ。チャンスがあれば生の声を聞いてみたいものです。

Google会社情報・経営陣

PS
やっぱり話せるようになった方々の思考法を押し並べてみると、共通項があるように感じます。
それぞれに切り口に違いはあれ、究極は身体に染み込ませろ、ということじゃないかと。